笹さんも秘書みなぼんも「ゴー宣道場」全国推進隊長の
ちぇぶに厳しい。
人の能力をこき下ろすからだ。
聞造会で、笹さんは「批判する前に、どこか良いところ
を見つけて褒めなさい」と説教していた。
ちぇぶはまさにゴジラで、自分のエネルギーが過剰すぎて、
人がトロく見えて、踏みつけてしまうのだ。
わしにもそういう部分があって、だから人が恐がるし、
傷つく者も出てくるようだから、ちぇぶの感覚は分かる
気がする。
だが、ちぇぶはすでに3つの業績を上げている。
第一に、「ゴー宣道場」の気風を「改善」や「拡大」や
「戦い」の方向に向けてしまった。
これは実に大きな変化だった。
第二に、中四国設営隊の立ち上げを実現した。
わしに岡山開催の可能性を吹き込んで、女性で隊長に
なれる人材を紹介したので、わしが承諾した。
第四に、愛知設営隊の立ち上げを実現した。
これもちぇぶがわしに名古屋開催の意義を吹き込んで、
隊長選びにわしを同席させ、決定した。
たった一年で、ちぇぶは怒涛の動きをした。
だからこそ波風が立った。
ちぇぶはぬるま湯が嫌いだが、人はぬるま湯が好きだ。
だから軋轢が出るが、弱い人に激辛カレーを食わせる
ような仕打ちにもなりかねない。
わしはちぇぶには相当厳しいことも言っているので、
そのうち仏のちぇぶの一面も武器として見せてくる
ようになるだろう。
内部への干渉はもういいから、外部へ。
次は東北だろう。ちぇぶは東北の門下生の面倒を見る
つもりでいる。